株式会社フクエイホーム
2026年03月28日
日々の出来事
誰もいない部屋で水を出して回る?賃貸管理の「地味で大切なお仕事」
アパート・マンションの空室管理と聞いて、皆さんはどんな仕事を思い浮かべますか?
室内の掃除や窓を開けての換気はもちろんですが、私たちが定期巡回で必ず行う、ちょっと変わった作業があります。
それは「誰もいない部屋で、すべての水道の蛇口をひねって水を少しだけ出す」ことです。
「水漏れチェック?」「もったいない!」と不思議に思われるかもしれません。実はこれ、下水からの「悪臭」や「虫の侵入」を防ぐための、とても重要な作業なのです。
キッチンや洗面台の下にある排水パイプを見ると、あえてS字に曲がっていますよね。あそこに水(封水といいます)が常に溜まっていることで、下水道と室内の空気を遮断する「水でできたフタ」の役割を果たしています。
しかし、誰も住んでいない空室が続くと、その水が徐々に蒸発してしまい、フタが消えて下水のにおいが部屋中に充満してしまうのです。
この街で数え切れないほどの物件を管理してきましたが、いざ内見でお客様をご案内した時に「なんだかにおうな…」と思われては、せっかくの物件の魅力も台無しになってしまいます。
建物の設備というのは「使わないこと」でかえって調子を崩すことが多いものです。
次にお部屋に入る方が、ドアを開けた瞬間に「ここだ!」と心地よく感じてもらえるよう。私たちは今日もひっそりと、空室のあちこちに「水のフタ」を作りに出かけています。
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