株式会社フクエイホーム
2022年09月11日
福岡の地域情報
いまさら聞けない「福岡」「博多」の違いについて知りたい
福岡県外の方が時々混乱されるのが「福岡」「博多」の違いです。
実は福岡市はありますが、博多市はありません。
新幹線で博多駅に着くと「はかた~」車内アナウンスが流れるので、旅行者にとってはここが博多なのか福岡なのか分かりにくいそうです。
また、ホテルの名前も施設の名前も福岡エリアにあるのに「○○博多」と付いていたりして混乱度が増しています。
福岡県人は福岡の事をさす時に「博多」と呼ぶことが多いです。
博多から福岡へ地名はどのように変わっていたのでしょうか。
実は昔は博多だった
実は昔は「博多」の名称だったのです。
そして大河ドラマにもなりました黒田如水・長政親子が、この地を統治するようになり、お城の周辺に町をつくりました。
その町の名を「福岡」と名付けたのがきっかけです。
それ以降は中洲を流れる那珂川を挟んで、東は「博多」西は「福岡」に分かれるようになりました。
ところが明治時代に「市制及び町村制」公布時に、福岡市にするか博多市にするかで大論争が勃発しました。
そして実は、この問題は鉄道が開通するときに駅名でも問題になります。
「福岡市」か「博多市」するのかで大紛糾します
明治に入って明治政府が施行した廃藩置県で福岡藩から福岡県が誕生し、明治22(1889)年に市制施行となりました。
しかし翌年、新市名を福岡市になりましたが、市議会で博多市にすべきだとの決議案が出て再びこの問題が再発しました。
結局なんと1票差で福岡市に決まりました。
ただ、博多市派の人々をなだめるために、九州発の鉄道の駅は「博多駅」という名称にしたと言われています。
これが現在のJR博多駅です。
今、博多という名称は「福岡市博多区」として住所で残っています。
しかし、今でも博多という名前はお祭り・お菓子・アイドルグループ名など様々なところで地元や県外の人々にもいきづいています。
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