いま人気の住宅設備を付けてはいけない
賃貸マンション・アパートのリフォームやリノベーションをする際に気をつけることがあります。
それは「いま人気の設備をつけてはいけない」ということです。
なぜなら人気の設備を後追いで設置したと思っても、数年であっという間にブームが去ってしまうからです。
例えば震災前は常に人気設備の上位にあった「オール電化」ですが、東日本大震災による電力供給不足の不安から人気が落ちてしまいました。
他にも防犯性が高いと言われている「カードキー」、スマホで施錠が可能な「ハイテクキー」など、一時的に人気がありましたが、今でも普通の鍵でも家賃や入居率に正直大差はありません。
必ず必要な設備ももちろんあります
ただし、絶対に必要な設備は外してはいけません。例えば防犯のための「モニター付インターホン」。
特に女性の大半は、防犯面からモニター付インターホンのない物件には住みたくたいという方がほとんどです。
他にも「インターネット環境」やピッキング防止効果が高い「ディンプルキー」なども外せない設備です。
これらの設備は、いまや生活になくてはならない設備になっています。
数年後の定番の設備を知る方法
そうはいっても、これから先の必要な設備や定番人気設備がどうなるのかをうかがい知るためにも、将来を先取りする設備を知る必要があります。
その方法とは「最新の分譲マンションの設備を参考にする」ことです。
実は賃貸物件の人気設備は、分譲マンションの人気設備が数年後に波及してきているものがほとんどなのです。
分譲マンションは販売競争に勝ち抜くために、常にマーケティングを行い、世の中のトレンドを先取りした設備で勝負をかけています。
そこで、もし近くに新築の分譲マンションのモデルルームがあれば、ぜひ見学してみてください。
すぐに導入するには高価なものもありますが、数年後には賃貸物件の定番アイテムになるものも少なくありません。
常に賃貸物件の数年先を行っている分譲マンションの設備を見ると、将来賃貸物件で人気が出る設備がわかるようになります。

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