賃貸の空室対策として、カラープラニングを活用してみましょう
賃貸物件で入居者が退去した後は、入居募集のために通常リフォームをしますが、その際にちょっとごだわってみるポイントがあります。
それはカラープラニングです。空室対策にとても有効です。
色の見え方でお部屋の印象は変わります
色はその選び方によって、見た目の印象がぐっと良くなります。
人間は五感から受け取る情報のうち約87%を視覚から受け取っているそうです。
さらにその視覚情報のうち、色が約55%を占めているともいわれます。
つまり、色使いを押さえてリフォームやリノベーションをすると魅力的なお部屋を演出することができるのです。
青色のクロスなら狭い部屋が広く見える
例えば、同じ部屋を赤やオレンジ等の暖色系の色で統一した場合と、青色などの寒色系の色で統一した部屋とでは、青色の部屋のほうが広く見えると言われます。
これを応用すれば、狭いお部屋は水色系のクロスを使えば実際より広く感じる効果が期待できます。
その他にも寒色系は、暖色系よりも感じる温度が1~2度低くなるという効果があるそうです。
それを使えば、南向きで日当たりが良すぎる部屋には、青色ベースの色を選ぶと、必要以上に暑さを感じさせない工夫にもなるのではないでしょうか。
反対に、日当たりの悪い部屋ならば暖色系のイエローベースのクロスを選べば、実際より温かみを感じさせるなんてことも。
アクセントカラーは全体の5~10%が基本です
色は単一的な色合いで配色せずに、5~10%程度の部分にアクセントカラーを使うと印象は良くなります。
アクセントカラーとは、いわゆるハッキリとした色の事です。
例えば、赤や青、黄色やオレンジなどの純色系の色になります。
このアクセントカラーを入れる部分は、お部屋なら壁の1面やキッチンの扉など、建物の外壁ならば1階と2階の境目に貼ってある化粧ボーダー部分や、バルコニー面などにアクセントカラーを使用してみると良いです。
さらに本格的に配色をするのならば、ベーシックカラーを全体の70%、サブカラー(ベーシックカラーと同系色)を全体の25%、アクセントカラーを全体の5%という比率で使ってみると、センスよく配色することができます。
色にこだわることで、不動産オーナー様の賃貸マンション・アパートがもっと魅力的に演出することができます。

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