賃貸物件が満室のときこそリフォームをしませんか
突然ですが質問です!
貴方はどんな時に賃貸マンションやアパートのリフォームをしてますか?
「退去者が出たときや、建物の外壁などが傷んできたら時にリフォームします。」
おそらく多くの賃貸オーナーさんはこう答えるでしょう。
しかし、賃貸経営に必要なリフォームは、なにも退去時の原状回復や外壁などの補修だけをいうのではありません。
賃貸物件のリフォームの2つの目的とは?
そもそもリフォームには2つの目的があります。
1.建物の維持・原状回復を目的としたもの
2,マンションやアパートの入居者の満足度を高めることを目的としたもの
この中で「2」のリフォームは、案外軽視される傾向にあります。
それは入居者の満足度を上げるためのリフォームをしなくても、建物の維持には直接影響がなく、差し迫った必要性がないからです。
また余計な工事費用がかかってしまうことも原因です。
では、なぜそういったリフォームをしなければならないのか。
それは入居者の満足度を上げるリフォームが、皆様の賃貸経営に重要な意味を持つからです。
入居者が満足アップする工事例「インターホン」
Kオーナー所有のマンションを当社で管理しております。
そのマンションのインターホンは、下の写真のとおり一般的なよくある型式のインターホンです。
べつに故障しているわけでもないので通話はできます。
このマンションは満室なので、空室対策のために特にリフォームをして入居者の目を引き必要はありません。
でもKオーナーに
「自分がこのマンションに住んでいるとしたらどうですか?」
と考えていただきました。
「通販などで宅配便など荷物が多い最近だと、誰が訪問しているかわからないのは嫌だな。」
「もし自分の子供や孫が部屋を借りる時には、防犯はやはり気になるね」
そこでKオーナーは早速インターホンの交換を実行されました。
すると、入居者からは
「カメラが付いているので安心です」
「新しくなってうれしいです」
など特に女性の方々からの反応をもらうことができました。
これからも長期入居が期待できそうだとKオーナーは喜ばれました。
今からでも入居者が喜んでもらえるリフォームをやってみませんか
もし「話せるからそれでいいじゃないか」と考えるのであれば、お金をかけてインターホンをリフォームする必要はありません。
でも、それはいずれ入居者の満足度は落ちていきます。
いずれは「誰か来ているのか不安なので、モニター付のインターホンにしてもらえないか」などの要望が入居者からくるかもしれません。
しかし、こういった要望がくるのはまだいい方です。
大半の入居者は部屋に不満を抱えたまま、何も言わずにマンションから引越してしまうのが一番怖いです。
これを防ぐには入居者の要望を先回りして、必要な入居者の満足度を上げるリフォームをおこなっていくほかありません。
先手をうってリフォームをすれば入居者からは、
「このマンションのオーナーさんは自分たちを大切に扱ってくれる」
「住んでいくうちにだんだん住みやすくなっていく」
と思われることで長期で入居者がふえてくれる入居者が増えていきます。
こうした入居者満足度を上げるリフォームは満室のときから行っていくのがベストです。
その理由は、空室が出でしまうと目先の空室対策に精一杯になってしまい、他のリフォーム工事を行う余裕がなくなってしまうからです。
小さなところからでも、お部屋や建物が良くなる工夫を考えてみませんか。
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