自宅を売っても住み続けられる!? リースバック契約は慎重に!
近年、「自宅を売却して現金化し、そのまま住み続けられる」というリースバックへの問い合わせが増えています。
便利な仕組みですが、内容をきちんと理解しておかないと、後から「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。
今回は、実際の相談事例をもとに、気をつけておきたいポイントをまとめました。
相談事例
退職後に収入が減り、住宅ローンの返済が難しくなっていたAさん。
そんな中、あるリースバック会社から
「2,000万円で買い取ります。売却後も家賃12万円で死ぬまで住めますよ」
と案内され、契約すべきか悩んでいました。
一見魅力的に感じますが、本当に安心して住み続けられる契約なのか、慎重な判断が必要です。
そもそも「リースバック」とは?
リースバックとは、
自宅(マンション・戸建て)を一度売却して現金を得たあと、買い取った会社と賃貸契約を結び、家賃を支払って同じ家にそのまま住む方式。
売却による資金確保と、住み替え不要というメリットがありますが、理解しておくべき注意点も多いサービスです。
リースバックを検討するときの注意点
1. 売却契約はクーリングオフができない
訪問営業であっても、自宅の売却には クーリングオフは適用されません。
後から「やっぱりやめたい」は原則通用しませんので、焦らず冷静に判断しましょう。
2. 本当に“死ぬまで住める契約”なのか、必ず確認
リースバックは永続的に住めるとは限りません。
契約書に記載された「賃貸期間」を確認し、自分の希望とズレがないか要チェック。
3. 家賃をずっと払い続けられるか計算する
例えば
家賃:12万円 × 12ヶ月 = 年間144万円
これを10年続ければ 1440万円。
収入や年金とのバランスを見て、今後長期的に支払えるか検討しましょう。
4. 売却価格は適正? 必ず複数社へ相談
提示された2000万円が相場より大きく低い可能性もあります。
不動産会社や地元業者へ複数査定を依頼し、比較することが大切です。
5. もう自宅ではなく“借り物”になる点を理解
売却後は所有権が会社へ移ります。
リフォームや設備交換などを自由に行えなくなる点にも注意してください。
しつこい営業はきっぱり断ってOK
不要な場合は、はっきり断りましょう。
判断に迷うときは家族や親族にも相談し、複数の意見を聞くことが大切です。
まとめ
リースバックは上手に使えば生活を立て直せる有効な手段ですが、仕組みを正しく理解し、複数社の比較と家計の見直しが不可欠です。
焦らず、冷静に、そして慎重に。
大切な住まいを守るためにも、しっかり情報を集めて判断しましょう。
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