2021年10月09日
フクエイホームの不動産情報
投資用物件の融資に関するトラブルの相談が増えています!
当社が所属しております(公社)福岡県宅地建物取引業協会では、様々な不動産に関する相談も受け付けています。
その中で最近、不動産の収益物件の融資に関するトラブルの相談が増えており、
「投資用物件を購入する際し、金融機関より住宅ローンで融資を受けたが、後日、融資の不正利用を指摘されて、一括返済の請求をされた」
といった内容の相談が寄せられているそうです。
住宅ローンは不動産の収益物件の購入に利用できません
通常、住宅ローンは、収益物件購入の際に利用するローンより金利が低く設定されています。
もし、虚偽の申告を行い収益物件の購入に住宅ローンを利用した場合、虚偽の事実が発覚すれば、金融機関より融資の一括返済を請求されることがあります。
融資の不正利用を指摘された相談者の中には
「不正をしているとは思わなかった」
という方もいて、知り合いの勧めやインターネット・SNS等を通じて得た情報を鵜呑みにして、結果的に融資の『不正利用者』となってしまうケースも見受けられます。
住宅ローンの融資対象は居住用の不動産物件です
金利や審査などの条件をみても住宅ローンを利用したいと考える方も少なくないとは思われますが、融資対象物件の使用目的が居住用ではない以上、融資契約違反となってしまう場合があり、購入者が一括返済の請求によって破産等に追い込まれるという可能性もあります。
このような事態を未然に防ぐためには、投資用物件を購入する際には住宅ローンは利用できないということを知っておきましょう。
また、不動産会社が不動産を購入者に対して住宅ローンの不正利用を誘導しているように見受けられる相談も複数あるそうです。
そのような行為は、重大な宅建業法違反になる恐れがります。
不動産の投資物件を購入して、賃貸経営を始めたいと思われている方は、十分に注意してください。
この記事を書いた人
最所 靖典
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