不動産の売買取引・今回は「2つの土地を同時に売却」その2
先日決済・引き渡しが完了した不動産売買について話しています。
前回は土地の所有者様から売却依頼を受けて進めていくが、売却に苦戦しそうだいうところまでお話しました。
今回は、前回のブログからの続きになります。
実は売地の隣の月極駐車場も当社が管理していました
この土地売買の話から少し前にさかのぼります。
実は売地の隣も月極駐車場があり、そこも当社が管理しております。
この駐車場は以前はご自宅だったのですが、引っ越しされてから当社で駐車場の管理を約20年以上しています。
今回の売地も月極駐車場なのですが、元々管理の依頼を頂いた経緯は、隣の当社の管理看板を見て、ご連絡いただきました。
現地を見回りに言った際に、駐車場のブロックが気になりました。
隣との境界ブロックが内側に傾いてきおり、今後倒れる可能性があります。
そうなると駐車している車などに当たる恐れがあるので、早急な対応が必要です。早速オーナー様(Bさん)に現地の写真と合わせて報告をしました。
Bさん「けっこうブロックが高いですもんね。」
私「そうなんです。8段のブロックが積んであるので、今後倒れる可能性があり危険です。」
Bさん「駐車場を使われている方に怪我や、車が傷ついたりすると大変だから対応をお願いします。」
私「了解しました。ブロックの上部をカットする工事が必要になりますので、業者に見積もりを依頼します。」
数日後、業者から見積りがきた時と同じくして、隣の駐車場の売却の話が出てきました。
隣の駐車場の土地を売却するというのは
駐車場のフロックフェンス工事の見積書がきたのですが、距離が長いのでまあまあな高額な金額です。
そんな中、隣の土地の売却の相談があり、売買仲介の依頼をうけました。
しかし前回のブログで説明したとおり、建築面積の制限がある地域のため、売却の打診をした建売業者は難色を示しています。
そこで、隣の駐車場の土地も一緒に売却することができたら、広い土地になるので上手くいくのではないかと思いました。
とりあえず建売業者に聞いてみると、
私「先日相談した土地の件ですが、実は隣の月極駐車場もうちが管理しているのでオーナー様(Bさん)なので、もし一緒に売却することができた場合はどうですか?」
建売業者「合わせて560㎡ぐらいの広さなら3区画に分譲することができるので、それならぜひ購入したいです。」
私「では、さっそく売却の意志があるかBさんに話してみます」
今度はBさんにブロック工事の件と合わせて話してみました。
私「先日報告しましたブロック工事の見積りが出ました。結構費用がかかそうです。」
Bさん「やっぱりこれぐらい金額がかかるのね~。でも工事はしないといけないし・・」
私「そこでなんですが、実は今隣の土地を売り出そうとしていますが、建売業者がBさんの土地も一緒だったら購入したいと言ってきています。いかがでしょうか?」
Bさん「でもね~あそこは思い入れのある土地だから今まで売らなかったけど、あのまま更地の駐車場にしていてもしょうがないし、ちょっと息子に相談してみます」
私「了解しました。ご検討よろしくお願いします」
次回へ続きます。
関連した記事を読む
- 2024/11/05
- 2024/11/01
- 2024/10/28
- 2024/10/24
お客様に対して、不動産に関する複雑な内容でも、少しでも分かりやすくご説明できるよう日々努めております。