分譲マンションを賃貸より売却したほうが良い理由について説明します
以前のブログで分譲マンションを売るのか、貸すのかを判断するためのチェックポイントを紹介しました。
そしてその4つのポイントに1つでも当てはまる場合は、売った方が良いと伝えました。その理由について説明します。
残りの住宅ローンの支払がまだ残っている
まだ分譲マンションの住宅ローンの支払いが残っている状態でお部屋を引っ越しする場合は、売却を勧めます。
例えば
「賃貸で人に貸して、月々の家賃収入をローンの返済に充てる事を考えている」
そんな方は多いですが、賃貸の場合は入居者がずっと住んでくれるとは限りません。
空室になったり、家賃を滞納するかもしれません。
しかも空室後に再度入居者を募集する際には、室内をリフォーム工事をしなければなりません。
また、お部屋の設備の不具合があれば修理もしなければならず、その工事費用がかかります。
売約すれば、ローンの返済に充てることが可能です。
住宅ローンが残っている場合、もしくは今後の支払いが厳しい時は、賃貸よりも売却のほうがリスクが低いです。
ただし1つ注意することは、売る時は抵当権を抹消するために残りのローンは一括で返さないといけなくなります。
その分譲マンションのお部屋に今後住む予定がない
「せっかく購入したので売るのはちょっとまだ決断できない。とりあえず賃貸で人に貸しておこう」
と思われる方も多いのではないですか?
将来的には自分たちが住む予定であれば、賃貸もいいかもしれません。
しかし今後住む予定がない場合は、売ったほうがいいです。
賃貸のリスクに関しては先程も説明しましたが、その他にも人が住んで生活をすれば、汚れや傷がつき、設備や部屋もだんだん経年劣化し、設備も古くなっていきます。
家の価値は下がりますので、価格もおのずと下がります。
とりあえず賃貸にしていずれ売ろうと考えている方は、人に貸して価値が下がる前に売った方が良いです。
固定資産税やマンションの修繕積立金などを払い続ける余裕がない
分譲マンションには「固定資産税」「管理費」「修繕積立金」等の諸費用がかかります。
これは自分が住んでいなくても、所有者が支払わなくてはいけません。
また、分譲マンションの大規模修繕工事等をする際に、工事費の高騰などで管理組合の修繕積立金の貯めていた金額では足りない場合に一時金を追加で徴収されることや、修繕積立金の値上げなどのリスクがあります。
売ってしまえば、これらの諸費用は払わなくてすみます。
また、これらの大規模修繕工事を行う時には、分譲マンションでは必ず各区分所有者の多数の合意が必要になります。
分譲マンションの管理組合の総会で意見が分かれると、大規模修繕工事が進まず、そして建物の老朽化は進みます。
固定資産税や修繕積立金等の費用を支払う余裕がなければ、売った方が良いです。
あと残り1つのポイントについては次回説明します。
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