株式会社フクエイホーム
2026年05月09日
日々の出来事
「ここで朝ごはんが食べられそう」——内見に同行して、感じたこと
先日の内見同行で印象に残ったエピソードです。
築30年、でも庭だけは現役
ご案内したのは、築30年ほどの一軒家でした。 外壁は年月を感じさせる佇まいでしたが、庭には手入れの跡がしっかり残っていて、 前のオーナーが丁寧に暮らしてきたんだろうな、という雰囲気が漂っていました。 季節の草花が植わっていて、物件全体の印象をやわらかくしてくれていました。
お客様はリノベーションを検討中のご夫婦。 ご主人は壁の素材や天井の高さをひとつひとつ確かめながら歩き、 奥様は日当たりや収納スペースを気にしながら、それぞれのペースで見て回っていました。 こういう内見は、同行していてとても自然で、見ていて心地よかったです。
「骨格はしっかりしてますね」
ひととおり見終わったころ、ご主人がさらっとひと言。
「古いけど、骨格はしっかりしてますね。」
値踏みでも批評でもなく、建物そのものへのリスペクトみたいなものを感じて、 思わず「そうなんですよ」と相槌を打ってしまいました。 こういうお客様と一緒に物件を歩くのは、自分としても勉強になります。
暮らしのイメージが生まれた瞬間
内見の終わりごろ、縁側に腰を下ろした奥様が、ご主人に向かってぽつりと言いました。
「ここで朝ごはん、食べられそうだね。」
そのひと言で、場の空気がすこし変わった気がしました。 間取りや設備の話から離れて、「ここに住む自分たち」のイメージが生まれた瞬間というか。 ああ、この物件が少しずつお客様のものになっていくんだな、と感じました。
成約につながるかどうかはこれからですが、あの瞬間はいつ立ち会っても、 この仕事をしていてよかったと思える場面のひとつです。
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