逆転の発送、マンションの宅配ボックスをあえてデジタル式からアナログ式へ
近年、宅配ボックスの需要はますます高まり、賃貸マンションでも「標準設備」として導入されるケースが増えています。
当社が管理するある賃貸マンションでも、約20年前の新築時に設置された電気式の宅配ボックスが長年活用されてきました。
しかし最近では、以下のような課題が目立つようになってきました。
「壊れたら修理」で済まなくなる時が来る
入居者様から「扉が開かない」「ボタンが効かない」といった不具合の連絡が増えてきました。
業者に点検を依頼して対応していましたが、修理のたびに費用がかさみ、さらに部品が製造終了しているケースもあるという状況に。
このまま放置して使い続けると、「修理ができない」「交換しかない」という段階に進んでしまいます。そうなると、突然使えなくなり入居者に不便を与えてしまうだけでなく、オーナー様の出費も一気に増えるリスクが高まります。
あえて「逆転の発想」で、アナログ式を選んだ理由
今回、当社はこの宅配ボックスを「最新式の電子ロックタイプに交換する」のではなく、あえてアナログの「ダイヤル式」タイプへ変更するという提案をしました。
一見、デジタルからアナログに戻るのは時代に逆行しているように感じるかもしれません。
実はデジタルの宅配ボックスの交換の見積書も設備業者からもらいましたが、リニューアルの費用がかなり高額でした。その後のメンテナンス費用も考えると正直無理でした。
かといって宅配ボックスを撤去処分すれば入居者様が大変困ります。それでダイヤル式の宅配ボックスを設置することをオーナー様に提案しました。
実はこの選択には合理的で現実的な理由があります。
▼ アナログ式のメリット
・電源が不要 → 停電時も使え、電気系統の故障とは無縁
・操作がシンプル → 高齢者や機械に不慣れな方でも安心
・故障リスクが低い → 構造が単純で壊れにくい
・ランニングコストが抑えられる → メンテナンスや修理の回数が激減
アナログ式は「時代遅れ」ではありません。むしろ「壊れにくいこと」自体が、今の時代に求められている価値です。
使いやすさと信頼性、そして維持費のバランスを考慮したとき、あえてアナログに戻すという判断は、コスト面でも運用面でも理にかなった「前向きな逆転の発想」と思いました。
フクエイホームの取り組み
私たちフクエイホームでは、今回のような宅配ボックスの更新に限らず、賃貸物件における様々な設備や共用部の見直しをお手伝いしています。
現場調査を丁寧に行い、オーナー様のご希望をしっかりとヒアリング。そのうえで「何を優先すべきか」「どの方法が将来的にも安心か」をプロの目線でご提案します。
今こそ「使えてはいるけど不安」な設備を見直しませんか
「まだ使えるから」と後回しにしている設備、ありませんか?
宅配ボックスをはじめ、給湯器、インターホン、照明なども、壊れてからではなく「壊れる前」の判断が、コストと安心を守る鍵です。
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