福岡の劇場、博多座をもっと楽しもう
福岡市博多区にあります劇場「博多座」は平成11年に開業してから、年間を通して多彩なジャンルの演目が上演されています。
私たちを非日常の世界へいざなってくれる博多座の魅力を紹介します。
博多座は常設の演劇専用劇場です
博多座は、歌舞伎をはじめ、ミュージカルや演劇など様々な公演を行う、常設の演劇専用劇場です。
国内で評価の高い旬の演目を上演しています。
また訪れる人に特別な気分で過ごしてもらう為に内装にもこだわっています。
1階のロビーの大理石の床や天井のシャンデリア、馬蹄階段などが気分を高めてくれます。
博多座はジャンルを問わず色々な公演があります
ジャンルを問わず、様々な公演を行う博多座は、いわば「いいとこ取り」の劇場と言ってもいいと思います。
その理由は、博多座ならではの設計にあるそうです。
例えば座席が可動式なため、歌舞伎では花道を、ミュージカルではオーケストラピットなどを設置して、演目に合わせて仕様を変えることができます。
客席(最大1500席)とほぼ広い舞台を備えているため、大掛かりな舞台装置の仕様が可能です。
平成21年には、それまで東京の帝国劇場でしか上演できなかったミュージカル『ミス・サイゴン』の地方公演が初めて博多座で行われ、実物大のヘリコプターが登場する演出で話題になりました。
演者と観客の一体感が魅力です
客席と舞台が近いのも博多座の魅力です。
最後列の客席からでも舞台がよく見えます。
舞台上からも観客の反応がよく分かると出演者にも好評なのだそうです。
今は亡き中村勘三郎さんが、『四谷怪談』でお岩を演じた時、毒を飲む場面で、客席から「飲まないで~」という声が上がったとこがあるそうです。
それほど芝居の世界に入り込む福岡の皆さんに接し、勘三郎さんは「役者冥利に尽きる」と喜ばれたそうです。
博多座の3つのオススメな楽しみ方
その1.歌舞伎鑑賞はイヤホンガイドがおすすめ
イヤホンガイド(800円)は、登場人物や時代背景、あらすじなどの同時解説を聞くことができるサービスです。
その2.座席は自分の好みに合わせて選ぼう
好きな役者や、オーケストラの演奏を近くで見たいときは前方の席、舞台の隅から隅まで見渡したいときは2階席など、好みに合わせて座席を選ぶとさらに観劇が楽しくなります。
その3.幕あいも楽しもう
休憩時間の幕あいには、お弁当を食べたり、お土産を買ったりして楽しみましょう。
博多座限定のスイーツやブランケットなどオリジナルグッズも販売しています。
話題の舞台がぞくぞく登場
令和4年には『千と千尋の神隠し』の舞台が上演され、子どもから高齢の方まで幅広い世代の方が訪れました。
これまで博多座とは縁のなかった人たちが演劇に触れる良いきっかけになりました。
今後も歌舞伎公演だけでなく、人気コミックを原作とした舞台も上演される予定です。
福岡市内にお越しの際はぜひ博多座で観劇を楽しんでみるのもいかがですか。
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