中古住宅は住んだまま(居住中)で売り出せるの?
中古の不動産には不具合がつきものです。
最近では引き渡し後に不具合があってもある程度は対応してくれる保険商品が豊富になってきています。
日本はどうしても新築を好まれる方が多く、その反面で中古住宅への不安感が強い方が多いですので、こうしたものを活用して安心材料を用意するのも有効な手段です。
中古住宅は住んだままだと売れにくい 理由その1
中古住宅の売却の場合、その多くは住んだまま「居住中」の売却です。
「空室にしたほうが売りやすいか」といったご相談をいただくことがあります。
結論から申し上げると空室にしたほうが売れやすいです。
その理由は
1.居住中の売却はご見学の予約が入れば、当然室内を見るために立会をお願いしないといけない負担が大きいです。
「見学が来るかもしれない」と思うと週末のお出かけや旅行の予定が立てられないといった声も過去にいただきました。
また稀にですが「今からお部屋を見たい」と言われてくるお客様もいらっしゃいます。
しかもこういったお客様ほど即決する可能性があるので重要です。
なので予め空室であれば、購入希望の方を逃すことなく紹介することができます。
中古住宅は住んだままだと売れにくい 理由その2
2.居住中での売却は、生活している室内を見学することになります。また、高い買い物ですから、購入を考えている方はお部屋の隅々まで見られることになります。
荷物や家具・生活雑貨が溢れているので、ゆっくり見ることもできずに終わってしまうケースが多いです。
空室であれは購入を検討している方も、お部屋の中をゆっくり気兼ねなく見れ、聞きにくい質問も不動産業者に話せるので納得の上、購入されます。
居住用不動産は見せない限りは売れません。
まずはお客様に見ていただくことがとても重要です。
不動産を売却する方にお願いしている事は?
最後に不動産売却のチャンスを逃さないために、私共がいつも売主様にお願いさせていただいている事は、「お客様はきまぐれ」という事です。
内見のアポイントが決まるまでに時間がかかった場合に、他の物件に流れてしまうことがあります。
タイミングを逃さぬように、不動産会社の担当者には必ず連絡のつきやすい携帯電話かメールアドレス等を教えておくと素早く対応ができます。
また、色々な事情でどうしても居住中に不動産の売却をする場合は、例えばご親族などに代理を頼んでお客様に内覧していもらうなどの方法も視野に入れておけば良いかもしれません。
不動産を売却する場合は
1,とにかく買う方の目線で検討することが大事です。
2,居住中にどうしても不動産を売却する場合は、不動産会社との協力体制を大切にしましょう。
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