株式会社フクエイホーム
2021年01月23日
フクエイホームの不動産情報
相続時に不動産以外に相続人で分割しにくい財産は何?
相続が発生した際に分けにくい財産が原因で起こるトラブルを紹介します。
以前は不動産を紹介しましたが、実は「非上場株式」と「ゴルフ会員権」についても分割しにくい財産と言えます。
ただし専門外ですので今回は軽く触れておきます。
非上場株式にまつわる相続トラブル
例えば「会社を経営していた父に非上場株式(自社株)があり、その会社は長男が引き継いたが、非上場株式は長男と次男で半分に分けてしまった」
この場合は次のような相続トラブルが発生してしまいます。
1,長男は会社の重要事項を決める際に次男に協力を得なければなくなる。
2,次男は将来の自分の相続時に財産となってしまい、相続税がかかる上、次男の相続人に株はいらないと言われる。
予防策としては
父・・・・・株価を下げる対策をしておく。
株式を生前に長男に贈与しておく、もしくは遺言書を書いておく。
長男・・・・代償として持参に払えるように現金を貯めておく。
などが挙げられます。
ゴルフ会員権にまつわる相続トラブル
ゴルフ会員権は高額で取引されているものは問題ありませんが、ほとんど値段の付かない物も多いので、トラブルが発生します。
1,ゴルフをする人がいないので誰も引き継ぎたくない。
2,引き継ぐ際に会員権の値段よりも名義変更の手数料のほうが高いので損になる。
予防策としては、相続人がゴルフ会員権をほしいと思う人がいないければ「生前に売ってしまう」ことをお勧めします。
相続が発生した後では関係者が多くなったり、相続税の納付期限の10ヶ月という時間の問題もあります。
以前も申しましたが、生前からできることはできる時にやっておきましょう。
この記事を書いた人
最所 靖典
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