誰でもできる室内をより広く見せるテクニック
じつは私達は部屋全体から受ける印象でどうしても広さを判断します。
その判断基準となるのが、
・窓の大きさ
・外に見える風景
・天井の高さ
・家具のサイズや配置
など視覚的に得られる情報です。
なんとなく自分の部屋が狭苦しく感じるときはありませんか?
そんな時に役立つ、部屋を広く見せる3つのテクニックをご紹介します。
テクニック1「スッキリ暮らす」
お部屋の空間を広く見せる方法の1つ目は「部屋の物を減らしてすっきりさせることです」
当然ですが、物が散らばっている部屋よりもきれいに片付いて整理整頓されたお部屋は広く見えるものです。
きれいに片付いた部屋は整然とした雰囲気を出すので落ち着きます。
また、壁や床を見せるのもポイントです。装飾のない大きな壁に自然と視線が向くものです。
・小さな部屋にたくさんの家具を置いている
・家具の上に小物をいっぱい並べている
・壁に装飾をして、床や壁が殆ど見えない
このようなお部屋は実は狭く感じます。
できるだけ不要なものは処分して、物が少ないすっきりとしたお部屋にしてみましょう。
テクニック2「使う色を少なくして淡い色を基調に」
2つ目はインテリアの色にあります。
具体的には色の数を少なくして、淡い色でまとめると良いです。
室内に使う色の数をぐっと少なくして、床や壁の色を白い色でまとめるとすっきりとした印象になります。
お部屋の中には、床・壁・天井のほかにも家具・カーテン・クッションなどなどたくさんの物があり、色々な色があふれています。
そのためにお部屋の色の数が多すぎるとまとらなくなり、乱雑なイメージになってしまいます。
目を引く色が散財していると視線は定まらずに、あっちこっちと移りがちで落ち着いた雰囲気にはなりません。
色については床より壁、壁より天井を薄い色にという順番で、だんだんと淡い色のものを選んでいくのがオススメです。
特に天井にあまり濃い色を選んでしまうと圧迫感があります。
いくら床や壁が白っぽい色でも、天井を黒にしてしまうと天井が低く感じてしまい、上から天井が落ちてきそうな感覚になります。
お部屋のインテリアを考えるときには、全体のバランスを考えて落ち着いた雰囲気になるように、使う色の数はできるだけ抑えましょう。
そして選ぶ色は、淡い色を中心にして鮮やかな色や濃い色は、差し色としてクッションやラグなど小さい面積で取り入れると、お部屋にアクセントになります。
テクニック3「縦・横方向に広がりを演出する」
3つ目は縦方向や横方向に広がりをもたせてみることです。
お部屋の広がりを感じるようにするには、家具選びや配置が重要です。
背の高い家具は避けて、低い家具を選んで壁を見せるようにしてみましょう。
さらにできるだけ家具の高さをそろえて、水平ラインを強調しましょう。
間仕切りとして家具を置くときにも、背の低い家具なら隣の空間の先まで視線が伸びるので広がりを感じることができます。
新築の時やリフォーム・リノベーションをする時には、お部屋を細かく仕切るより、空間をつなげて遠くまで見せるようにしてみましょう。
その時に大きな窓の向こうに空や木々の緑が見えれば室内と屋外が一体の空間になって広く見えます。
吹き抜けを作ったり、天井の高い空間を作るのも効果的です。
また天井を同じ高さにしないのもインパクトがあります。
例えば、玄関や廊下の高さを少し抑えて天井の高いリビングにしてみると開放的な印象を演出する事ができます。
目の前に広がる空間のボリュームが大きくなると、私達は実際の面積よりお部屋を広く感じることができます。
テクニックのまとめ
今回ご紹介したポイントをまとめました。
・ものを減らしてスッキリとした空間を心掛けましょう。
・整理整頓をして、床や壁を見せるようにしてみましょう。
・お部屋の使う色の数を抑えてみましょう。
・インテリアは淡い色でまとめてみましょう。
・背の高い家具は避けて、水平ラインを強調してみましょう。
・新築時、リフォーム・リノベーションの際は間仕切りは少なくしてみましょう。
・吹抜けや天井高の変化で縦横に広がりをもたせてみましょう。
賃貸で空室対策にリフォーム・リノベーション工事や、モデルルームを作るオーナー様もご参考にしてみて下さい。
できることろから上手に取り入れて、心地よく広々と感じるお部屋を作ってみて下さい。
関連した記事を読む
- 2024/12/11
- 2024/12/07
- 2024/12/04
- 2024/11/29
お客様に対して、不動産に関する複雑な内容でも、少しでも分かりやすくご説明できるよう日々努めております。