賃貸物件の空室の原因は築年数にあらず!
新築の時にはすぐ満室になっていた人気の賃貸物件であっても築年数が経ち、老朽化するにつれて空室が目立ち始め、入居募集の問い合わせもすくなる物件は数多くあります。
しかし、あなたの建物が空室が多いのは築年数のせいではありません!
では何が原因なのでしょうか?
お部屋が住みたい人のニーズ(希望や要望)に合っていない
築年数が経つ賃貸物件で空室が増える、その理由はズバリ!
「築年数が古い賃貸住宅は、入居者のニーズを満たしていない場合が多い」
という事です。
入居者のニーズ(希望や要望)は時代によって変わります。昔は人気があった設備や間取りが、今では不人気設備になってしまうこともあるのです。
例えば広く普及していた「バランス釜」や「3点ユニット(お風呂と洗面台とトイレが一緒になっているユニットバスのこと)」や「1口ガスコンロ」などは今では不人気設備の代表格です。
間取りについても、最近は1部屋あたりの面積は拡大傾向にあり、昔ながらの20㎡未満の1Kタイプは今の入居者のニーズを満たしているとは言えないでしょう。
賃貸住宅が古くなっても入居者を確保するために
賃貸住宅の立地条件を変えることはできないように、築年数についても建て替えをしない限り、変えることはできません。
しかし、お部屋の設備や防犯セキュリティー、内装・外装などの条件については、人気の設備の導入や外壁の塗装による建物のデザイン変更等など、賃貸オーナーの努力次第で入居者のニーズを満たした物件にすることができます。
築年数が古いだけで満室をあきらめない!
築年数が古いだけで満室を諦めることはありません。
積極的な投資によって築年数にはこだわらない入居希望者から選ばれる建物にすること努力が何より必要です。
不動産の大手インターネットサイト「アットホーム」で、以前に全国の一人暮らしをしている18~29歳の学生・社会人を対象とした調査によれば、「お部屋を探した際に家賃以外で妥協したもの」のトップは学生・社会人ともに「築年数」という結果になりました。
「建物が古いから空室が出るのは仕方がない」と考え、空室対策をやらない賃貸オーナーがいらっしゃいますが、実は若い世代の多くは築年数については非常に寛容であることがわかります。
老朽化してる賃貸物件でも賃貸オーナーの努力次第で、入居率を上げることが可能ですし、築年数が経っているのを理由に満室を諦める必要はありません。

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