空き家に他人が住みついていた
放置したままの空き家は人が住まなくなると家の劣化は進み、荒れていきます。
人が建物に常時いないので、空き巣に狙われたり、不法にゴミが放置されて異臭や害虫が発生するかもしれません。
空き家に不審者が・・・
以前にオーナー様が病気で、療養施設に長期で入っていて空き家の状態になっていた住宅がありました。
たまにですが当社で家を見に行っていたのですが、外から見た時に何か違和感を感じました。
鍵ももっておらず、さすがに家の中に勝手に入るわけにいかなかったので、オーナー様に連絡して事情を説明し、入室の許可をいただき家の鍵をあずかりました。
早速家に入ろうと玄関を開けた瞬間、ガタガタと大きな音がして人影が写りました。
びっくりしていると、裏口から走って人が逃げていきました。
何と浮浪者が住みついていたのです!
自分で家の中を物色して、荷物まで持ち込んで住んでいて、置き去ったまま逃亡しました。
警察に通報後、現場検証もおこなわれましたが、結局犯人の手がかりになるようなものはありました。
事の次第をオーナー様に報告するとビックリされていましたが、今後のこともあるのでセコムの警備システムを設置することになりました。
両親が生存中に空き家になることも
実き家が空家になるのは何も親が亡くなった場合だけではありません。
親が高齢者用施設などに住み替えた場合も空き家になります。
親が誰かに自宅の管理を依頼していればいいいですが、介護が必要になった場合は管理どころではなくなるかもしれません。
空き家を売却する場合、住まなくなってから3年目の12月31日を過ぎてしまうと、売却したときの利益から最大3,000万円が控除できる「居住財産の3,000万円特別控除」が使えなくなります。
また、家が老朽化しているので建物を解体して売る場合は、当然解体費がかかります。
空き家を放置すると近隣トラブルの原因に
空き家になると色々想像していない問題さえ起こります。
もしかしたら犯罪の温床になるかもしれません。
台風などの自然災害で屋根の瓦が飛んで、通行人に被害を与えたり、空き家が放火されて、近所に延焼するかもしれません。
ご近所にとっても空き家は不安で迷惑なのです。
関連した記事を読む
- 2024/11/05
- 2024/11/01
- 2024/10/28
- 2024/10/24
お客様に対して、不動産に関する複雑な内容でも、少しでも分かりやすくご説明できるよう日々努めております。