これから生き残るための賃貸経営のヒント
前のブログで今賃貸市場では何が起きているかをご紹介しました。
では次に今後、生き残るためには賃貸経営は、どのような意識を持ってしたほうがいいのでしょうか?
賃貸物件に新しい付加価値をつけアピールする
色々賃貸市場や世の中が変わってきていることはよくわかった
「じゃあ何をつけたら満室になるの?」
と質問を受けることがあります。
「どんな賃貸物件ですか?」
と聞くと
「間取りはワンルーム」
と言われますので、そこで
「男性向きですか?女性向きですか?」
と再度聞きますと
「ワンルームはワンルームだよ。入居してくれるなら男性でも女性でもいいよ」
と最終的には言われました。
さて、これと同じ質問を「洋服」や「鞄」など置き換えてみたらどうでしょうか。
もしくは「レストラン」でもかまいません。
性別や年令や職業は重要な要素です。
今の世の中、防犯の観点からセキュリティは女性を中心に強く求められています。
オートロックや2階以上のお部屋、モニター付きのインターホン、警備会社との24時間セキュリティ対応など、女性の方の入居を促進する良い付加価値になるのではないでしょうか。
他の賃貸物件ではなく、選んでもらう工夫が必要
もう不動産オーナーが「貸しやる」という考えはやめましょう。
「他の賃貸物件よりも、自分のこの賃貸物件を選んで入居していただく」
という思いを持ちませんか。
そう考えれば、賃貸マンションやアパートの共用部分(メールBOX・廊下など)が汚れていいれば、片付けて掃除するだけでもずいぶん変わります。
そんな気配りも他の賃貸物件との競争です。
デフレ経済と言われていますが、何も安いものばかりが売れているわけではありません。
例えば「お茶」などは価格競争が激しい一方で、脂肪分解や血糖値を下げるトクホのお茶は、値段が高いですが売れています。
つまりお茶でも「肥満の人」「高血圧の人」というターゲットを設定しています。
自分の賃貸物件は「単身向き」でもどんな性別・職業・生活スタイルの人が住んでいますか?
その人達が望んでいる物件に磨いていく事が必要です。
周辺の賃貸物件はどんな間取りでどんな人達が住んでいるのでしょうか?
そしてなぜその人達は自分の物件ではなく、他の物件を選んだのでしょうか?
どんな物件にしたらもっと選ばれる物件になるのか。
賃貸経営者として常に考え、問いかけていくことが満室経営のはじめの一歩ではないでしょうか。
今後の空室対策や賃貸経営に少しでもヒントやきっかけになれば幸いです。
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