不動産の土地活用として月極駐車場の長所と短所は？

弊社の周辺（福岡市博多区）周辺でも月極駐車場が減ってきていると感じています。

現在毎日、月極駐車場の空車のお問い合わせの電話があります。

家族で車1台保有という時代ではないので、2台目・3台目の車を停める場所は必要になります。

最近の新築1ルームの賃貸アパートなどは、敷地一杯に建物を建てるので駐車場が無いところが多いです。

若者の車離れが進んでいるとはいえ、まだまだ地方では車は移動手段には欠かせません。

月極駐車場が少なくなっている理由は、駐車場をやめて賃貸マンションやアパート、もしくは売却して分譲マンションや一戸建ての分譲住宅を建てているケースが多いと思われます。

建設会社・住宅メーカーも建物を建てていかないといけないので、空地や駐車場を探しては盛んに地主さんに訪問営業しているみたいです。

また月極駐車場からコインパーキングに変わるケースも見かけます。

 まず、月極駐車場経営の魅力的な点は

・借金をする必要がない

・相続等が発生したときに売却しやすい。もしくは分割しやすい

・面倒が少ない

・滞納等のリスクも少ない

・月極駐車場をやめたい（契約解除）も容易にできる

一方、月極駐車場の不利な点は

・土地の固定資産税・所得税の優遇措置がない

・土地の更地の評価となる為に相続税対策にならない


月極駐車場経営は手軽に始めることができる半面、税金対策にはあまりなりません。

それでも固定資産税が支払えればいいという目的で、駐車場として活用する人も多くいらっしゃいます。

仮に土地を「畑」にしていても、生産緑地にでもしない限り、市街化区域にある土地は「宅地」として評価されてしまします。

 土地は何もしなくても税金はかかってしまいます。