家を購入する時「住宅ローン」の信用保証会社や保証料について知りたい
家を購入する際に、住宅金融支援機構のフラット35からの融資を除くと、金融機関で住宅ローンでお金を借りる時、諸経費の割合の多くは信用保証会社の保証料になります。
信用保証会社によって違いはありますが、保証料は住宅ローンを借りる人の信用度や住宅ローンで借りる金額そして返済期間で決まります。
住宅ローンでお金を借りる際の保証料とは?
金融機関はお金を貸す時に、滞納するリスクを回避する為、基本的に担保(不動産など)や連帯保証人を必須としています。
住宅ローンの場合は借りる人が個人で借りる金額が大きいことや、返済期間がとても長い(20年~35年ぐらい)ので連帯保証人の代わりに信用保証会社の保証をつけることを借りる時の最低条件としています。
しかし信用保証会社は、無料で住宅ローンを借りる人への保証をしてくれるわけではありません。
信用保証会社が住宅ローンを借りる人の保証人になるための費用として保証料をもらうのです。
つまり、住宅ローンの保証料の意味は「住宅ローンを借りる人の財産などを保証するものではなく、連帯保証人の代わりになってもらうための費用」ということになります。
たまに保証料がもったいないので連帯保証人を別で探してくるという人もいるらしいですが、金融機関は信用保証会社の保証でないとほぼ受けつけないです。
住宅ローンの保証料の支払い方法は?
保証料の支払い方法は、
1,借りる時に一括で支払う
2,金利の保証料分を上乗せして毎月の返済と一緒に支払う
があります。
例を挙げますと、ある信用保証会社の場合一括で支払う時の保証料は、借りた金額が1,000万円あたり返済期間が35年の時は約20万円で、返済期間が30年の時は約19万円、25年の時は約17万円になります。
住宅ローンの信用保証会社は何をしてくれるのか?
住宅ローンを借りる時に保証料を支払うことで、信用保証会社は実質的に皆様の住宅ローンの連帯保証人になってくれます。
その他には住宅ローンの返済が問題なく進めば、住宅ローンの繰り上げ返済をした場合の保証料の払い戻しの金額を通知して払い戻してくれます。
しかし何らかの理由で住宅ローンの返済が滞ると、住宅ローンを貸した金融機関が連帯保証人の信用保証会社に住宅ローンの返済の肩代わりを請求します。
すると信用保証会社は、金融機関に肩代わりした住宅ローンの残債を、滞納した人に返済を迫ることになります。
実は多くの人が思われている事で「信用保証会社に多額の保証料を支払うので、保証料は返済できなくなった時に助けてくれるためにあるもの」というイメージを持っていますが、大きな誤りです。
基本的に信用保証会社は金融機関が指定している所しか認めていません。
住宅ローンを借りる人は自由に信用保証会社を選ぶことはできません。
海外では自由に信用保証会社を選ぶことができるそうです。
いつかは日本でもこのような仕組みになるといいですね。
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