毎年賃貸マンションやアパートが増えているのはなぜ?
昨今、TVや新聞では「ついに人口減少」「出生率が今年も減少」の文字が躍っています。
そのように人口は減る一方なのに、賃貸マンション・アパートの住宅着工件数は増えています。
それはなぜなのでしょうか?
賃貸マンション・アパートが増えている理由は
賃貸マンション・アパートが増えている理由は
●相続税対策(これが一番大きいです)
●不動産投資ブームで昔からの地主さんだけでなく、サラリーマンなども積極的に不動産投資を行うようになった。
※ただし、これについては各金融機関でも個人投資家向けアパートローンなどの融資審査の厳格化が加速しているので今後は厳しい情勢です。
●海外の投資ファンドも各地の不動産を買い漁っている。
が主な理由に挙げれます。
では、賃貸市場はそれほど活気に満ち溢れているかというと決してそうではありません。
増えすぎたライバルが、これから減る運命にある入居者という限られたお客様を奪い合う。
そんな状況が既にもう起こっています!
マンション・アパートを建てることが建設企業の使命
ほんの15年前ぐらいはマンション・アパートさえ建てればすぐ満室になる時代でした。
今は年々、入居者の獲得が困難になってきています。
住みたい人(供給)よりも物件数(需要)が上回っているのに、なぜ建設会社やハウスメーカーは毎年前年を上回る勢いでマンション・アパートを作りづづけるのか?
実はその答えは簡単明瞭です。
彼らの使命、ミッションなのです。
ちょっと身も蓋もない言い方ですが、需要が崩れようが、毎年売上を上げて利益を出すことが企業の存在意義なのです。
必ず去年よりも今年、今年よりも来年というように利益を積み増して株主に還元しなければならないという重大な責務を負っているのです。
賃貸市場は厳しいですし、これから先も今以上に楽になることは考えにくいです。
その為にも、常に現状に満足せずに賃貸経営を行うことが非常に大事です。
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