株式会社フクエイホーム
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2019年04月18日
不動産知識

火災保険は必ず入らなければいけないのか

弊社では入居者と賃貸借契約を結ぶときに「火災保険への加入」を

義務付けております。

では火災保険に入居者はなぜ加入する必要があるのか今回ご説明したいと思います。

賃貸住宅で火災が発生するとどうなる

賃貸住宅は大家さんから借りている住宅です。

もし、火災を起こしてその部屋を失火させてしまったら、どうなるのでしょうか?

まず部屋を借りている人には、大家さんに対して責任が発生します。

法律で言うと、民法400条で「債権の目的が特定物の引き渡してあるときは、

債務者はその引き渡しをするまで善良な管理者の注意を持って、

その物を保存しなければならない」と定められています。

簡単に言うと「賃貸住宅を借りたら、退去するまでは善良な管理者として

注意を持って住む義務がある」ということ。

 

さらに、民法709条では「故意または過失によって他人の権利または

法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を

賠償する責任を負う」と定められており、もし大家さんから借りた物件に

損害を与えてしまったら、賠償する責任があるということになるのです。

近隣からの飛び火で自分の家財を失っても損害賠償できない

少し難しい話をしますと、火災による被害のうちで、軽過失による火災の場合には、

「失火法」(失火責任法)によって損害賠償責任を問われません。

失火法とは明治32年に制定されたもので、「民法第709条の規定は、

失火の場合には適用せず。ただし失火者に重大な過失があるときは除く」というもの。

これによると、失火者に重大な過失がなければ、火災の責任を負わなくても

いいということになるのです。



もし近隣から火が出て自分の家や部屋に被害があったとしても、

近隣の方がそれを損害賠償する責任はないのです。

ちなみに重過失にあたるのは、

●揚げ物をしているときに来客があり、その場を離れたために引火して火事になった

●寝たばこをしていて火事になった

など。

 

わずかな注意をしていれば火災になることはなかったのに

漠然とその事態を見過ごしてしまったために、火災が起きてしまった場合などは、

重過失とみなされ賠償責任があります。

でも賃貸の場合、建物は大家さんのものですから、重過失であれ軽過失であれ

大家さんに対しての責任はもちろんあるというわけです。

火災保険に加入する理由は

これを考えると、万が一入居者が火元になった場合にはもちろん賠償責任が

あることは分かると思いますが、逆に近隣からの火災によって入居者の部屋や

家財が被害にあったとしても、その損害賠償請求を近隣の方にすることはできない

ケースもあります。

 

なんだか理不尽な話のようですが、失火法というのは、日本のように狭い土地に

木造家屋がひしめきあって建っている場合には、火災が発生したらあっという間に

燃え広がってしまいます。

そういう住環境にあることや、自宅を失ってしまった上にお隣の被害額まで

補償をするというのは、あまりにも賠償能力を超えてしまっているのでは、

という考えのもとに定められています。

 

そういった法律がある以上、近隣からの火災が起きてしまったときに、

自分ですべての補償をすることはかなり困難です。

ですから、火災保険に加入することはとても大切なことであり、

弊社としては賃貸借契約のときに入居者に必ず加入を義務付しているのです。

保険の内容(補足)

弊社が加入していただいている火災保険の内容的には下記の3点が挙げられます。

1,家財に対する補償

2,大家さんに対して建物の損害賠償責任

3,個人的な損害賠償責任

火災保険にもいろいろあり、特約によって【2】や【3】が定められているものも。

【3】は火災に限らずお風呂の水をあふれさせて階下の部屋に迷惑をかけた、

などの損害賠償を含んでいたりします。

 

福岡市博多区の不動産会社フクエイホーム

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