株式会社フクエイホーム
2023年04月04日
フクエイホームの不動産情報
賃貸のクレームを入居者の満足度アップに変えた方法とは?
ある賃貸のお部屋での設備不良のクレームを大家さんの判断一つで、逆に入居者の満足度が上がったケースがあります。
お部屋のエアコンが故障したので直して欲しい
夏、猛暑の時の話です。
当社管理物件のマンションの入居者から
「エアコンが故障したので直して欲しい」
と連絡がありました。
しかし、実はこの部屋のエアコンは前の入居者が置いていったもので、建物に付随している設備ではありませんでした。
契約書にもその旨を特約として記載し、入居契約の際にもきちんと説明していましたので、本来であれば不動産オーナーさんは修理する義務はありません。
しかし、この入居者は入居期間が5年ほどで1歳のお子様がいるご夫婦でした。
しかも夏の熱い夜に子供さんが熱くて寝れなかったようで困っていました。
大家さんが自費でエアコンを交換した
そこでこの不動産オーナーさんは自分の負担でエアコンを交換することにしました。
修理の義務はありませんが、長い間借りてくださっていることへのサービスとして快く交換したのです。
入居者はこの建物のオーナーさんにとても感謝され、さらに長期入居につながっていきました。
人間関係は一度こじれるとなかなか修復できないものです。
しかし、一度信頼されると少々のことでは揺るがない絆になります。
その他にもこのオーナーさんは、家賃滞納がない長期の入居者に対して様々なサービスを行っています。
なんでもかんでも契約条項にこだわりすぎない、このような柔軟性も賃貸経営を安定的に続けるために必要なのではないでしょうか。
この記事を書いた人
最所 靖典
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