個人で飲食店を開く時、ある程度の資金準備は必要です
前回、飲食店を開く為にテナントを探しているお客様の話をご紹介いたしました。
飲食店ができる空きテナントを調べて、いくつかご紹介していくうちに、予算も立地もお客様の条件に合う物件が見つかりましたので、早速案内することになりました。
飲食店の内装工事はいろいろ費用がかかります
そのテナントは中がスケルトン状態(建物内が壁・柱・天井のみの状態のこと)で建具や設備がない状態でした。
この場合、自分で好きなように内装が作れる反面、多額の内装工事費用がかかることになります。
最近は、飲食店の内容工事の際に排水設備の規制が厳しくなっているそうです。
いわゆる「グリストラップ」と呼ばれる油水分離阻集器を設置して、油脂を含む汚水が排水管設備を妨げないよう設置を義務付けられているそうで費用も高額です。
飲食店を開業するのに自己資金はある程度必要です
知り合いの商業施設の設計デザインなどを手がけている会社の社長さんと話すと、独立開業する方にはまず自己資金はいくらあるのか聞き、最低でも300万円は無いと厳しいと伝えるそうです。
というのも、まず開業するほとんどの方は国金いわゆる「日本政策金融公庫」から開業資金のお金を借ります。
その際にある程度の自己資金が無い方は、なかなか貸してくないそうです。
そして場所が見つかっても「内装工事の費用」や、お店をOPENしてもすぐにはお客様はそんなに来ません。「仕入れた食材の廃棄コスト」などお金がかかることだらけなのです。
独立開業を考えている方は、今からでも少しでも資金を貯めておきましょう。
飲食業をしようとテナントを探している方は、すこしでも費用を抑えるために、居抜き物件(前のお店の設備や什器備品、家具などがそのまま残っている物件)を探して借りています。
今回はお客様が希望する地域で、居抜きの物件がみつかりませんでした。
このスケルトン状態の物件を借りるかどうかは、内装工事の費用次第になりそうです。

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