空き家になると具体的にどんな問題がおこるの?
放置したままの空き家はどんな問題が起こるのでしょうか?人が住まなくなると家の劣化は進み、荒れていきます。
人が建物に常時いないので、空き巣に狙われたり、不法にゴミが放置されて異臭や害虫が発生するかもしれません。
空き家になると想像していなかった問題が発生します
当社でも以前に不動産オーナー様が、病気で療養施設に長期で入っていて空き家になっていた家に、浮浪者が住み着いていたケースがありました。
なんと自分で家の中を物色して、荷物まで持ち込んで住んでいました。発見したときは、浮浪者は慌てて裏口から逃げて捕まえることはできませんでした。
空き家になると色々想像していない問題さえ起こります。もしかしたら犯罪の温床になるかもしれません。
台風などの自然災害で屋根の瓦が飛んで、通行人に被害を与えたり、空き家が放火されて、近所に延焼するかもしれません。ご近所にとっても空家は不安で迷惑なのです。
両親が生存中に空き家になったら
実き家が空家になるのは何も親が亡くなった場合だけではありません。親が高齢者用施設などに住み替えた場合も空家になります。
親が誰かに自宅の管理を依頼していればいいいですが、介護が必要になった場合は管理どころではなくなるかもしれません。
最近では不動産業者が、空き家の見回りサービスなどを始めています。月に1,2回空家に訪問して、現状確認や空気の入れ替えなどを行うサービスです。
空き家を売却する場合、住まなくなってから3年目の12月31日を過ぎてしまうと売却したときの利益から最大3,000万円が控除できる「居住財産の3,000万円特別控除」が使えなくなります。
家が老朽化しているので建物を解体して売る場合は当然解体費がかかります。
空き家を賃貸で貸す場合には
空き家を賃貸で貸す場合は不動産所得の確定申告が必要になります。
貸家(貸して入居者がいる状態)のまま相続すれば、不動産の評価額が低くなるので相続税対策になるというメリットがあります。
しかし実際に空き家を賃貸で貸そうとする場合は、設備の交換や大幅なリフォームが必要になることが多くです。
一度他人に貸してしまうと、賃貸契約を解除して退去させるのも大変になります。
そういう場合は一定期間だけ貸すことができる「定期借家契約」にするのもオススメです。
いずれにせよ、空き家のままに放置しておくと資産価値が減ったり、有利な節税対策が使えなくなるという事も考えられます。
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